2008年10月3日金曜日

平成19年度本試験【問 5】

【問 5】 正解 4
不法行為による損害賠償に関する次の記述のうち,民法の規定及び判例によれば,っているものはどれか。×

1 不法行為による損害賠償の支払債務は,催告を待たず,損害発生と同時に遅滞に陥るので,その時以降完済に至るまでの遅延損害金を支払わなければならない。

不法行為による損害賠償債務は,催告を待たずに損害発生と同時に履行遅滞となる。

2 不法行為によって名誉を毀損された者の慰謝料請求権は,被害者が生前に請求の意思を表明しなかった場合でも,相続の対象となる。○

慰謝料請求権は、本人が生前に請求の意思を表明することなく死亡しても、相続人が相続する。

3 加害者数人が,共同不法行為として民法第719条により各自連帯して損害賠償の責任を負う場合,その1人に対する履行の請求は,他の加害者に対してはその効力を有しない。○

共同不法行為者の1人に対する履行の請求は,他の共同不法行為者に対しては,その効力を有しない。「不真正連帯債務」

4 不法行為による損害賠償の請求権の消滅時効の期間は,権利を行使することができることとなった時から10年である。

不法行為による損害賠償請求権は,被害者またはその法定代理人が損害および加害者を知った時から3年を経過で時効により消滅する。不法行為の時から20年を経過したときも消滅する





連帯債務と時効の中断
連帯債務
1人に請求全員に請求した事ことになる


連帯債務
一人が承認したものだけが時効中断(バカは1人で結構)